創立記念の祝電について
電報とは
携帯電話やスマートフォンが常識となっている現代では、普段の生活で電報を使うことはほとんどありません。
しかし、冠婚葬祭においては、今なお電報を利用することは一般的です。申し込み方法としては、「115番」に電話して予約する方法とインターネットから予約する方法の2種類があります。
最近では、予約する時間を気にせず利用できるインターネットからの予約が主流となってきています。
贈り方について
電話をして贈る場合は、115番にかけます。
受付時間は8時~22時で、受付後2~3時間後に配達されるのが一般的です。
日付があらかじめわかっている結婚式などの場合、配達は1か月前から予約できます。
予約時に必要となるのは、
・届け日
・相手の名前
・送り先の住所
・あなたの名前
・あなたの電話番号
・送る祝電文章
になります。
台紙の種類について
最近の電報は、祝電台紙もぬいぐるみやフォトフレームなどさまざまな種類があります。贈る相手が好みそうなものを贈ってあげると、喜んでもらえるでしょう。
料金について
「メッセージの文字数」と「台紙」代を合わせた料金が電報料金となります。そこにオプションで花などを追加するとその分が加算されるしくみになっています。
たとえばメッセージ文字量が38文字で差出人の名前が4文字の場合、合計42文字で1071円となります。
基本的に5文字ごとに料金は高くなり、一般電報よりも慶弔電報の方が割高になっています。さらに夜間配達などの指定をするとプラス料金がかかってきます。
配達時間について
冠婚葬祭で電報を利用する場合は、送り先に届く日時が間に合わなかったり間違えてしまうのは論外です。
早めに予約しておくべきですが、急な訃報などの場合にそなえて、基本的な受付時間と配達時間を覚えておきましょう。
8時~19時までの受付は当日配達、19時~22時までの受付は翌日の午前8時以降の配達となります。
インターネットからなら24時間受け付けているので便利です。
創立記念日の文例について
・創立記念日おめでとうございます。皆様のご健康を祝し、未来に向けてますますのご発展をお祈りいたします。(50文字)
・貴社創立記念日、誠におめでとうございます。社長様はじめ社員の皆様のご健勝と、貴社ますますのご隆盛をお祈りいたします。(58文字)
・創立記念日おめでとうございます。御社創立記念のご案内に歴史の重みを感じます。今後ますますのご繁栄をお祈りいたします。(58文字)
・創立一周年記念を心からお祝い申しあげますとともに、今後さらに大きく飛躍されますよう祈念いたします。(49文字)
・貴社、創立十周年記念おめでとうございます。 輝かしいご発展を遂げられた皆様の情熱に敬意を表し、さらなる飛躍を期待しております。(62文字)
創立記念式典の文例について
・創立●●周年を迎えられ心よりお祝い申しあげます。長きにわたり業界に貢献されてきた御社の功績を讃えるとともに、今後ますますのご発展とご活躍を社員一同祈念しております。(82文字)
・創立●●周年おめでとうございます。貴社の今までのご功績に敬意を表すとともに、今後のさらなるご繁栄をお祈りいたします。(58文字)
・創立記念のご祝典、誠におめでとうございます。皆様のご努力により、ゆるぎないご盛業にあられますことは、喜ばしい限りと存じます。今後ますますのご躍進を心よりお祈りいたします。(88文字)
・ご創立式典、誠におめでとうございます。伝統ある貴社のますますのご発展を祈念いたします。(43文字)
・記念式典のご盛会を、心からお喜び申しあげます。出席できず誠に残念です。皆様方の今後ますますのご活躍を祈念いたします。(58文字)
お礼状の文例について
拝啓 陽春の候、貴社ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご厚誼を賜り心より御礼申し上げます。
さて、このたびは小社創立三十周年記念に際しまして、ご丁寧な祝電と身に余るご芳志を賜り、ありがたく御礼申し上げます。
今日、三十年の社歴を築くことができましたのも、ひとえに皆様方の変わらぬご支援とご愛顧の賜物と厚く感謝いたします。
今後ともお引き立てのほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
略儀ながら書面をもちまして、御礼申し上げます。
敬具
「贈り物とお返しのマナー事典」より
「ビジネス文書の文例+マナー事典」より
「NTT東日本 D-MAIL」より
「NTT西日本 D-MAIL」より